タイトルコード |
1000100675433 |
書誌種別 |
図書 |
書名 |
中世初期の<謀叛>と平治の乱 |
書名ヨミ |
チュウセイ ショキ ノ ムホン ト ヘイジ ノ ラン |
言語区分 |
日本語 |
著者名 |
古澤 直人/著
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著者名ヨミ |
フルサワ ナオト |
出版地 |
東京 |
出版者 |
吉川弘文館
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出版年月 |
2019.1 |
本体価格 |
¥12000 |
ISBN |
978-4-642-02953-7 |
ISBN |
4-642-02953-7 |
数量 |
6,369,23p |
大きさ |
22cm |
分類記号 |
322.14
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件名 |
法制史-日本
平治の乱(1159)
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内容紹介 |
律令では天皇・朝廷への反逆とされていた「謀叛」は、中世初期にはどのような法概念に変わったのか。平治の乱の経緯と結末などを綿密に検証。「謀叛」呼称の意味・機能・思想を考察し、御成敗式目の制定目的を解明する。 |
著者紹介 |
1958年東京都生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。法政大学経済学部教授。文学博士。著書に「鎌倉幕府と中世国家」など。 |
目次タイトル |
序章 中世をめぐる全体認識の史学史と本書の課題 |
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はじめに 一 国体論と考証史学(正統派アカデミズム) 二 考証史学の相対化1 三 考証史学の相対化2 四 一九三〇年代の法史学 五 法史学史との関連でみた戦後歴史学の中世像 六 解析図による問題整理と学説批判 七 本書の位置づけと問題関心 八 本書の構成 九 本書の表記および出典表記について |
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Ⅰ 平治の乱の再検討 |
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第一章 謀叛に関わる勲功賞について |
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一 問題の所在 二 「破格の恩賞」の先例 三 将門追討の勲功賞とその伝承、とくに頼朝勲功賞から 結び |
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第二章 平治の乱における源義朝謀叛の動機形成 |
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一 課題 二 元木泰雄氏の義朝論、とくに保元の乱後の恩賞評価の検証 三 義朝謀叛の動機形成 結び |
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第三章 平治の乱における藤原信頼の謀叛 |
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一 問題の所在 二 藤原信頼に対する再評価 三 信頼「再評価」の検証 四 信頼謀叛動機形成の前提、信西一家の権力の広がり 五 信頼謀叛の動機形成 結び |
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第四章 平治の乱の構図理解をめぐって |
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一 課題 二 平治の乱の構図理解(1) 三 平治の乱の構図理解(2) 結び |
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第五章 平治の乱の経緯と結末について |
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一 課題 二 事件の経緯をめぐる三つの論点 三 平治の乱後の政治過程について 結び |
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Ⅱ 中世初期における謀叛の研究 |
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第一章 御成敗式目九条成立の前提 |
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はじめに 一 時代的推移に関する概観 二 「謀叛」用例の検討、その分類と特色 三 承久の乱後の幕府立法について 結びにかえて |
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第二章 『玉葉』にみえる「諜叛」用例について |
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はじめに 一 『玉葉』の史料的性格と「謀叛」用例 二 <寺社嗷訴>関連の用例 三 <以仁王の挙兵>関連の用例 四 <諸国反平家蜂起>関連の用例 五 <義仲>関連の用例 六 <義経・行家>関連の用例 おわりに |
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第三章 頼朝の「謀叛」と「謀反」 |
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はじめに 一 『玉葉』による用字検討 二 『吾妻鏡』による用字検討 三 用例の分析 おわりに |
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第四章 和田合戦と横山時兼 |
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はじめに 一 和田合戦と時兼 二 源氏譜代代表としての時兼 結びにかえて |
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第五章 御成敗式目制定の思想 |
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はじめに 一 貞永元年八月八日北条泰時書状(Ⅰ)をめぐって 二 貞永元年九月十一日北条泰時書状(Ⅱ)をめぐって 三 式目制定趣旨と式目の構成 結び |
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終章 まとめと課題 |