視覚障害等の理由で活字による読書が困難な方のために、資料中の文章や図版を音声化して提供する活動を行う人を「音訳者」といいます。地域の図書館で対面朗読や録音図書の製作等、音訳活動に携わっています。
西部図書館では、新たに音訳者を目指す方が基本的な音訳技術を習得できるよう、初心者向けの講座を開催します。平成30年9月から1年半、全24回の連続講座です。
皆さまのご参加をお待ちしています。
チラシはこちらです。(PDF:439KB)
日 時
平成30年9月から平成32年2月まで(全24回) (終了しました)
※月に2回程度、土曜日の午前10時から正午まで
会 場
千葉県立西部図書館 2階研修室
参加費
無料
対 象
新たに音訳者になろうとする方で、全24回の講座に通して参加でき、受講後に県立図書館や市町村立図書館の音訳者として長期に活動できる方
定 員
20名(申込多数の場合は選考)
説明会
〈第1回〉平成30年7月7日(土)午前10時から正午まで(参加者多数につき受付終了)
〈追加開催〉平成30年7月7日(土)午後1時から午後3時まで〈第2回〉平成30年7月21日(土)午前10時から正午まで(参加者多数につき受付終了)
※受講希望者は、いずれか1回の説明会にご参加ください。
※音訳者としての活動や講座の内容等についての説明と質疑応答の後、アンケートと漢字の読み取りテストを行います。
申込み
①氏名、②電話番号、③説明会参加日(7月7日又は7月21日)を、電話又はFAX・郵送、E-mailで下記にご連絡ください。
締 切
平成30年6月30日(土)
問合せ・申込み先
千葉県立西部図書館
〒270-2252 千葉県松戸市千駄堀 657-7
電話 047-385-4133
FAX 047-384-1371
E-mail wlib-kouza★mz.pref.chiba.lg.jp
※メールで申し込む際は、上のアドレスの「★」を「@」に変えて送信してください。
※本件に関する個人情報は、当講座開催に関する連絡に必要が生じた場合にのみ使用します。
開催日・内容
回 | 開 催 日 | 内 容 |
---|---|---|
1 | 9月 8日(土) | 基礎的な「発声」「発音」(1) |
2 | 9月22日(土) | 基礎的な「発声」「発音」(2) |
3 | 10月13日(土) | 「日本語のアクセント」について |
4 | 10月27日(土) | 自然で聞きよい音訳の土台 意味の塊を作る「文アクセント」について |
5 | 11月10日(土) | ポイントをつかんで読む |
6 | 11月17日(土) | 聞き取りやすい読み・発音 |
7 | 12月1日(土) | 補足の読み・同音異義語 |
8 | 12月 8日(土) | 意味のまとまりごとに正しい日本語のイントネーションで読む |
9 | 12月22日(土) | 告知文の読み |
10 | 1月12日(土) | 図表等の読み |
11 | 1月26日(土) | 読みの調査法(1) |
12 | 2月 9日(土) | 読みの調査法(2) |
※第13回~24回(平成31年度)の開催日・内容については、平成31年2月頃決定します。
講 師
〇高橋 久美子 氏 (第1回~4回)
昭和45年、都立日比谷図書館にて音訳者として対面朗読録音朗読に携わる。都立中央図書館へのサービス移行と同時に同館での音訳を継続(約35年)。その他、日本図書館協会主催、全国音訳者スキルアップ講座等の講師を務める。現在は主に、公共図書館、図書館に関わるボランティアグループ、「NPO法人・一歩の会」等で音訳者の育成に携わる。
〇恵美 三紀子 氏 (第5回~7回)
昭和55年より秋田県点字図書館で音訳指導講師、音訳指導員を務め、平成4年に館長に就任。平成6年からはJBS日本福祉放送に所属。平成11年以降はフリーになり、音訳指導講師、全視情協音訳指導員認定講習会講師、東京都朗読指導員養成講習会講師を務める。その他、昭和60年から平成10年まで、全視情協録音委員会委員及び委員長を務める。
〇南部 優子 氏 (第8回~9回)
平成2年より、音訳活動を始める。静岡市立図書館、JBS福祉放送新聞音訳、墨田録音グループ「声」等に所属。音ボラネット伊藤忠マルチメディアデイジープロジェクトでは、児童書音訳に協力。現在、新宿区立図書館で音訳者として活動している。平成21年度東京都朗読奉仕員指導者養成講習課程修了、平成22年読み書き支援員養成基礎講座課程修了。
〇安原 素子 氏 (第10回)
視覚障害者総合支援センターちば及び千葉県立西部図書館の音訳者として多くの資料の校正を行う。 社会福祉協議会・公共図書館主催の音訳者養成講座にて音訳講師を務める。「音声技法(図表の読み入れ)」についてまとめた書籍を千葉点字図書館音訳会から出版している。
※第11回~12回の講師は当館職員が担当します。